東京大学法科大学院出張教室について

東京大学法科大学院の学生が所属する法教育団体です。
全国各地の中学・高校や少年院等に出張し、法及び法律の授業を行います。

団体の沿革

2004年
法科大学院全国設置・東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻(法科大学院)開設に伴い、有志の東京大学法科大学院学生及び大村敦志元東京大学教授(現・学習院大学教授)により発足

2008年
大村敦志監修『ロースクール生が出張教室。法教育への扉を叩く9つの授業』(商事法務、2008)発刊

2009年
東京大学総長賞(題目:「中高生を対象とする、創作的な『法律授業』の計画、実践を通じて法教育の普及に貢献」)受賞

2011年
文京区アカデミー主催メセナ講座(地域貢献活動)開講

2016年
第7回法と教育学会学術大会プレ・イベント「法教育に関心のある法科大学院生等の意見交換会」参加

2023年以降
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により活動中断を余儀なくされるも、活動再開

2024年
中学高校15校、少年院2箇所、合計881人に対する出張授業実施

団体の理念

①法教育の普及・発展

  • 受講者に、社会における法的問題に対し、科学的思考によって、主体的に問題把握・整理・思考・結論・表現する方法を学んでいただく
  • 学生が、上記目的を達成できるような授業を提供するために研鑽を積む

②法学の提供・体験

  • 法学を学ぶことのイメージや関心を持っていただく
  • 進路選択の機会を提供し、近年減少傾向にある法学部志望者の増加を図る
  • 学生は、法学教育の提供を通じて法への理解を深め、一般の人の法律に対する捉え方を知る。そして、専門的な内容を平易な言葉で他者に伝えるという、専門家としての重要な能力を養う